<導入事例>
低コストかつ要求性能を上回るI/Oでバックアップを越えた用途への期待が広がる

ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社 様

  • ストレージ
  • 通信事業
  • コスト削減
写真左から ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社 三條宣隆様/松本泰史様
三菱総研DCS 佐藤寛之

 

テーマ

バックアップシステムの構築

期間

6ヶ月

概要

ハードウェアの保守切れに伴うバックアップシステムの見直し
マルチテナント型のバックアップシステムとして構築しコストを削減

POINT01

パブリッククラウドと遜色のない低コストでありながら、それを上回る性能を実現

POINT02

要求性能の低いものから実証を行い、バックアップに留まらない利用へ拡大

POINT03

運用実績のある三菱総研DCSのサポートで構築・保守業務に安心感

保守切れに伴いコストを含めた柔軟性の高いバックアップシステムを探して

ISP事業部ITプラットフォーム部 インフラオペレーション課長
松本泰史 様

松本様:
当社ではSo-net・NURO光などの通信事業をはじめ、IoTやアプリ、法人向けサービスの提供などを行っています。中でもISP事業部ITプラットフォーム部では中核であるISP事業のインフラ回りの構築・保守などを行っています。

ISPの市場は一定の成熟を迎え、今後大幅な伸びは期待しづらい分野です。しかしながら、バックアップシステムはハードウェアの保守切れのタイミングで大規模な切り替えコストがかかってしまいます。 そのため、今回の保守切れに伴い、今後の市場環境を考慮し、コストを含めた柔軟性の高いバックアップシステムへの見直しを検討していました。

パブリッククラウドと同価格かつ高性能で容量も十分

松本様:
性能はいらないが容量は大きいというバックアップシステムの特性を考え、まずは従量課金で柔軟な料金体系であるパブリッククラウドの検討を行いました。データを一部移行するなど稼働に向けて実験をしているとき、Gartner主催のイベントでInfiniBox®のことを知りました。

もともとバックアップシステム用のデータの置き場所を探していたので、容量あたりのコストを重視していましたが、InfiniBox®はパブリッククラウドと遜色のない低料金でした。加えて、パブリッククラウドよりもかなり性能が高いです。 そのため、うまくいけばバックアップシステムだけでなく、本番用のストレージなどにも適用範囲を広げられるかもしれないという期待感がありました。

三條様:
現場からするとストレージの容量が増えることは大変ありがたいことです。今まではストレージの容量不足が予想されると、ディスクを増やす申請を上げ稟議を通し、物理的にディスクを増やすという工程が通常でした。

InfiniBox®では、容量追加時に物理的な増設作業は不要で、ライセンスの追加のみで容量追加が可能です。

松本様:
ISP事業部のバックアップシステム以外にも他部門で活用ができれば、さらにトータルコストを抑えることができます。マルチテナント型でバックアップシステムを運用することができれば、当初計画よりもさらなるコストダウンが期待できるということでInfiniBox®の採用が決まりました。 料金的にも柔軟性の高い料金プランをご提案いただき、当初の要件をクリアすることができました。

自社運用でも苦労なく安定稼働を継続

三條様:
システムは自社で運用していますが、InfiniBox®が稼働後、まだあまり苦労した場面に出くわしていません。故障もしていないし、大きな問題も起きていません。

当初バックアップシステムのため性能は遅くてもいい、というところから検討していましたが、I/O性能も非常に出ており、他のシステムでも使えそうだという実感をもっています。 今はバックアップシステムだけでなく、VM環境も徐々に稼働しています。他部署でも各種ログの置き場など要求レベルが低いものから試して、徐々に適用範囲を広げています。

メンテナンスを一通り経験するとさらに信頼感と安心感が高まる

ISP事業部ITプラットフォーム部 インフラオペレーション課
三條宣隆 様

三條様:
保守を預かる身としては、実際に壊れたときにどうなるかを把握しておきたいという側面があります。まだ大きな障害がないので、もしかしたら5年間起きないのかもしれません。しかし、いざ障害があったときに、どの程度の影響範囲となるのか把握しておくべきだと考えています。

ファームウェアのアップデートなどの大型メンテナンスもこれからです。アップデート時はI/Oが数秒程度遅延すると聞いていますが、それが何秒なのか、実際にInfiniBox®を利用しているVM環境への影響はないのかなど、慎重に見極める必要があるかと思っています。 そういう意味でもメンテナンスの1サイクルを問題なく回すことができると、さらに信頼度も高まると思います。

松本様:
まずはメンテナンスを一通り経験して、しっかりと使いこなすが大切だと考えています。そういった意味では、三菱総研DCSがメーカーとしてではなく、利用者として運用実績があるのは我々にとって大変大きいです。 一般的にメーカー情報は机上の話になりがちなところがあるので、実際に物を動かした情報や本当に困ったときの実体験を踏まえた対応が大切です。その点、三菱総研DCSにフォローしていただいているので、メーカーと直接取引するよりも安心感がありました。

三條様:
今回、三菱総研DCSには初期構築をお手伝いいただきましたが、InfiniBox®のことに詳しく、いろいろと的確なアドバイスをもらうことができました。今後は保守に関する情報もいただきながら、どんなメンテナンスもできますという安心感まで持っていきたいと考えています。 メンテナンスが1サイクル分クリアできれば、他部門へもさらに自信をもって勧めることができると思います。

マルチテナント化を進めさらなるコストダウンへ

松本様:
自部署の中でもストレージが5セットありますが、今後はInfiniBox®を含め物理的には2セットにまとめコストダウンを図る予定です。物理的な台数が減ることで、保守の手間や場所も減らすことができ、自部署内だけでも十分なコストダウンが図れる見込みです。

さまざまな検証を経てさらなる可用性が確認されれば、サーバーOSやNFSストレージなどもInfiniBox®に移行する予定で、すでに本番データも使いながら検証を始めています。InfiniBox®の利便性を社内で広め、さらなるトータルコストの削減を推進したいと思います。

企業プロフィール

ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社 様

ソニーネットワークコミュニケーションズはSo-net・NURO光などの通信事業をさらに発展させるとともに、ソニーグループが持つ製品・サービス・技術を活用したIoT事業や新事業にチャレンジしている。 その他、原点である通信事業の強みを活かし、モバイル・クラウド・アプリ関連事業・法人サービスなど多方面に事業を展開している。

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