三菱総研DCS、CMMI成熟度レベル5を達成
2023年9月15日、プロセス成熟度を評価する公式アプレイザルにおいて、CMMI
成熟度レベル5を2017年、2020年に引き続き達成しました。
CMMI成熟度レベル5達成について
当社では、開発プロセスの統一化による品質と生産性の向上を実現するために、2007年よりソフトウェア開発プロセスの能力成熟度を評価する国際的な指標であるCMMIをもとに「DCS開発標準」を開発し、標準化とプロセス改善に取り組んできました。開発現場のレベルアップとともにプロセスのブラッシュアップを重ねた結果、2017年、2020年に「CMMI-DEV」の最高位であるCMMI成熟度レベル5を達成。その後も継続してプロセス改善を進めた結果、今回引き続きレベル5を達成しました。
CMMIレベル5はプロセスが継続的に改善され、最適化している状態です。当社では、開発プロセスの継続的な改善に取り組むと共に、これからもお客様の発展に寄与すべく、より高品質なシステム・サービスを提供してまいります。
達成レベル | 達成年 | 適用モデル | 評定手法 | 適用範囲 |
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成熟度レベル 3 | 2008年 | CMMI-DEV V1.2 | SCAMPI V1.2 | 主要開発三部門および支援部門 (東北ディーシーエスを含む) |
成熟度レベル 4 | 2011年 | CMMI-DEV V1.2 | SCAMPI V1.2 | 全システム開発部門および支援部門 (東北ディーシーエスを含む) |
2014年 | CMMI-DEV V1.3 | SCAMPI V1.3 | ||
成熟度レベル 5 | 2017年 | CMMI-DEV V1.3 | SCAMPI V1.3 | 全システム開発部門および支援部門 (含む、東北ディーシーエスとHRソリューションDCSによって支援されるプロジェクト) |
2020年 | ||||
2023年 | CMMI-DEV V2.0 | Benchmark | 全システム開発部門および支援部門 |
CMMIとは
CMMI(Capability Maturity Model Integration:能力成熟度モデル統合)とは、米カーネギーメロン大学のソフトウェア工学研究所(SEI)により統計情報として収集したケーススタディに基づいてまとめられた、製品とサービスの開発のためのプロセス成熟度モデルです。当社では、「CMMI-DEV(開発のためのCMMI)」モデルを適用しています。
CMMIのモデルはソフトウェア開発の「プロセス」にフォーカスを当て、成果物の不具合がどこで起こるのか、それがなぜ起こるのかを追及することで、プロセス改善活動に多く利用されています。
Benchmarkとは
Benchmarkとは、CMMIに基づいて組織のプロセス成熟度を評価する手法です。ISACAに認定されたリードアプレイザを
リーダーとして評定を実施し、その結果は、ISACAのサイトにて公開されます(当社の評定結果はこちら)。
- CMMIは、米国ISACAの米国及びその他の国における商標または登録商標です。