サービスコンセプト

3つのコンセプト③

Concept 03

Concept3 緊急時のリスクを最小限に給与業務の業務継続性を担保

~止める事の出来ない給与業務、もしもの時のリスクを最小限に抑えることができる~

人事給与業務は、企業の根幹とも言える重要な業務です。「正しく対応して当たり前」とされる業務である一方で、リスクに対する備えが不十分な企業が多く存在しているのも事実です。例えば、業務が属人化している場合、担当の方にもしものことがあれば、業務の継続そのものが危ぶまれます。

システム保守責任者 平川 昌幸

また、自社内でデータを管理している場合、以下のようなリスクに対する備えの重要性が日々増しております。

      •頻発する自然災害に対する備え
      •機材のトラブル
      •不正アクセスなどによるデータの消失
      •個人情報の漏洩リスク
      •パンデミックによるリスク
      •少し前まで現実視されていなかった紛争等のリスク  など…

一度は耳にしたことがある大企業ですら、これらの被害による社会的信頼の失墜、経済的な損失が現実に発生しています。当社が提供するサービスは、こうしたリスクヘッジに必要な要件をクリアしているため、一般的に要求水準の高い、金融機関や上場企業などにもご選択いただいております。

私たちに給与計算業務をお任せいただければ、さまざまなリスクに備えることができるため、人事部が本来やらなければいけない業務に集中できるようになります。

システム保守責任者 平川 昌幸

【よくある課題】お客様が抱えている多くの課題

給与業務は専門性が高く、業務ごとに担当制を取るなど、属人化しやすい傾向にあります。

そのため、次のような問題を抱えています。

  • 人に関わる問題
    (担当者が長期休暇を取りにくい、担当者の急な退職や休職を想定した運用ができていないなど)
  • 法改正や制度変更に伴う対応を自力で行わなければならない
    (自社内で対応内容を理解し、システムに落とし込む、または担当に指示を出す必要がある)

人事給与の担当者は、システム運用フローの策定や検討、セキュリティ対策など専門的な知識が求められるケースも増えてきています。また、企業独自の制度、手当、各種控除など複雑な計算ロジックへの対応が求められることもあるでしょう。

そのため、人事経験を積んでいる人材を雇用しても、教育が必要となるケースが大半です。さらには入社後にシステム運用に関する教育が必要になるなど人材に求める要求水準が複雑になり、適性人材が見つからないなどの課題もあります。

また、個人情報の取り扱いも多く、作業場所が限定されてしまうケースや、専門知識がなく適切な対応ができないといった点もよく見受けられる課題です。

【課題解決にむけて】DX時代における「戦略的人事」を実現し、ビジネスの持続的成長を支える

パンデミックを機に、さまざまな分野でデジタル化が大きく進みました。DX推進にあたり必要なソフトウェアの操作方法習得はもちろん、セキュリティ対策や各種データの活用方法など、人事部に求められることは多岐にわたります。
また、単純なオペレーション業務としての人事業務ではなく、企業の経営戦略に基づく、戦略的人事業務の重要性も非常に高まっています。そのような背景から、人事部門は定型業務負荷から解放され価値創造部門にシフトすべき時であると言えるでしょう。
戦略的人事の実現に向けて、DX推進やAIの活用など、最新技術の導入が重視される背景から、自社だけで人事給与業務を安定的に運用することは年々難易度が増しています。
これらの課題に対応することが急務であるなか、当社ではクラウドシステムとアウトソーシングの活用を推奨しています。人事給与業務のアウトソーシングサービス「PROSRV(プロサーブ)」の活用で人事業務の継続性を担保することはもちろん、企業の根幹である人事部門の業務継続性を担保することで、ビジネスの持続的成長を支えることができます。

DX推進が進む令和時代に求められること

ご担当者様の負荷を削減するためのサポート体制

法改正対応からセキュリティ対策まで、充実のサポート体制をご提供します。

  1. 各種法改正情報等の発信
    法改正や各種人事給与に関わる重要な情報をお客様専用サイトなどで発信し、アップデート情報や人事給与業務に関わる方が把握すべき内容をご確認いただけます。必要な情報は当社がまとめて発信するので、お客様側で情報収集する手間を大幅に削減できます。
  2. 電話サポート/メールサポート
    当社では長年給与業務に従事したスタッフによる、サポート体制を構築しています。10年以上勤務しているスタッフも多く在籍しており、人事部の方と同じ目線でサポートを提供します。
  3. 講習会、ユーザ会の定期開催
    個別操作講習会の開催はもちろんのこと、「年末調整」や「地方税年度更新」など、人事部の皆様が対応する必要のある大型イベントに応じた説明会の開催などを実施しています。
  4. 高いセキュリティ
    天災や停電時における物理的な対策、データの暗号化、不正アクセス防止対策、システムの有人監視体制の構築、社員へのセキュリティ教育を徹底します。高い信頼性を誇り、第三者機関からも各種認証を受けています。また、当社では金融機関やクレジットカードなどのシステム運用も行っております。PROSRV on Cloudも同水準のセキュリティを誇る自社データーセンターにて稼働しているためご安心下さい。
  5. コンプライアンス遵守(内部統制対応)
    給与計算受託業務に係る内部統制の整備状況および運用状況の有効性を評価されており、SSAE18に相当する『受託業務に係る内部統制の保証報告書』を提示することができます。
  6. 開発プロセス標準化(「CMMI-DEV」レベル5)
    開発プロセス標準化により、高品質なシステムを提供します。「CMMI-DEV」レベル5は国内でも限られた企業しか取得できておらず、高い評価を得ています。

金融機関の「厳しい要求」にも応える高いセキュリティ水準

当社は、三菱銀行のシステム開発部門から分離独立して創業しました。現在、約2,000社の給与計算業務をお預かりしており、50年超にわたる人事給与システムのご提供に加え、三菱UFJフィナンシャル・グループ各社からのシステムの受託開発、クレジットカードなどの金融サービスに関連するシステムの開発、保守、運用を行っております。
金融機関が求めるセキュリティ・運用水準は国内最高レベルであり、その高い要求水準をクリアしています。導入を検討されるお客様のなかには、非常に高いセキュリティ水準をご要望されるケースもありますが、そのような期待にも沿えるサービス提供を行っています。
さらに安心してご利用いただくため、高い耐震基準を満たした施設にて、24時間365日有人監視のもと、お客様のデータを安全にお預かりしています。電源喪失時にも運用を続けるため、大型の自家発電設備を備えており、もしものときでも稼働が可能です。

東京ビジネスセンター
東京ビジネスセンター
千葉情報センター
千葉情報センター

PROSRVは安心・充実のサポート体制をご用意しております。

ITベンチャー企業が提供するサービスでは、電話サポート窓口がない場合や外部のコールセンターなどに業務を委託している場合も多く見られます。一方で、当社ではベテランスタッフによる有人のサポート体制を提供しており、電話やメール、チャットなど、さまざまなサポート方法でサポートをご提供しているのが特徴です。
また、お客様ごとの給与計算ロジック等の仕様をドキュメント管理しており、個別仕様に関するサポートはもちろん、給与計算結果に関するサポートまで実施しています。個別要素が強い給与計算結果については対象外としている企業も多くあるなか、当社はしっかりサポート。困ったことがあればお気軽にお問い合わせください。

法改正対応、システムアップデートに標準対応

「PROSRV on Cloud」は、法改正や国内企業が一律で対応しなければいけないような、制度変更時のシステムアップデートに標準対応しています。お客様が独自のツールをご利用している場合は、変更点を洗い出し、開発元との調整、開発コストが発生することもありますが、「PROSRV on Cloud」はその必要がありません。

約2,000社のお客様の給与を根底から支えるのはDCSのプロフェッショナル

当社が提供する人事給与システム「PROSRV on Cloud」は、法律に沿った全社一律の基盤システムとお客様ごとに異なる規程にも対応できる柔軟性の高いシステムに分かれています。
基盤システムの存在により、法改正に伴うシステム改修にすばやく対応できるため、安定したサービスが提供できます。その安定したサービス支援を実現するのが、当社に在籍する運用保守を担うエンジニアです。
法令対応やセキュリティの強化は、お客様の事業継続の根幹に関わる最重要ミッションと捉え、法改正情報のチェック、適切なシステム改修、正確な情報を発信するといった業務を慎重に行い、お客様の運用を全力でサポートしています。
さまざまな「給与業務が滞る」可能性のあるリスクに対して、これまでの運用実績を通じて柔軟に対応してきた実績があります。これからも多くの企業の人事給与業務を支える仕組みづくりを構築し、進化し続けてまいります。

DCSが提唱する人事部門の新しい働き方

昨今、専門人材の採用難は顕著で、多くの企業が人手不足に苦慮しています。なかでも専門性の高いITエンジニアの採用に苦労している傾向にあります。自社内におけるシステム運用を取り巻く環境は厳しさを増していると言えるでしょう。
加えて、働き方改革やコロナをきっかけとした新しい働き方に対応した制度構築、人的資本開示に向けた仕組みづくり、ウェルビーイングなどの従業員の心身安全性の確保、法改正対応など、人事部門に求められる業務はきりがないほど増え続けています。
デジタルの活用による業務効率化は必要不可欠であるものの、運用に携わる人材の質と量の確保には頭を抱える経営者も少なくありません。人事の現場が抱える問題の打開策として、アウトソーシングの活用を視野に入れてみてはいかがでしょうか。
当社ではお客様の状況に合わせて柔軟なサービス展開を行っておりますので、お気軽にご相談ください。

DCSが提唱する人事部門の新しい働き方