結婚・出産・育児など多くのライフイベントを経験する女性にとって、環境や制度、育児と仕事の両立といった要素は、会社選びをする際に重要なポイントになると思います。三菱総研DCSは女性が長く働くための環境や制度を充実させてきましたが、実際に出産・育児を経験した女性社員はどのように感じているのでしょうか。先輩社員と後輩社員の対談を通して、三菱総研DCSの働く環境に触れてみてください。
MEMBER PROFILE
氏本
ビジネスソリューション本部
入社10年目
舟町
ビジネスソリューション本部
入社7年目
菊池
ビジネスサービス本部
入社1年目
重要なのは制度の充実ではなく、
きちんと活用されているか
氏本
今日は、出産・育児を経験した先輩として、お二人の質問に答えていきたいと思いますが、まず簡単な自己紹介から始めましょう。
舟町
はい。私はインフラ担当として、大手製薬会社や建築会社の基幹システムのインフラ構築・運用を行っています。
菊池
私は、中学・高校入試のインターネット出願や入学金のオンライン決済を可能にするシステムである「miraicompass」の開発及び保守を担当しています。氏本さんは同じ部署の先輩にあたります。
氏本
ええ。私も菊池さん同様に学校関係のシステムで、中学・高校・大学に向けた受験申込Webシステムや入試管理システムの開発に携わっています。
菊池
今、氏本さんは育児中ということですが、やはり就職活動時には、制度面は会社選びのポイントにしていましたか。
氏本
出産後も働ける会社がいいと思っていたので、制度利用の前例があるかなどは確認しました。ただ当時、育児をする自分を具体的に想像することはできず、強く意識するという程ではなかったと思います。菊池さんはどうでしたか。
菊池
私も、出産・育児に関しては、あまりリアリティがありませんでした。ただ長く勤めたいと考えていたので、出産・育児に関することだけではなく、転勤の有無、多さなども考慮しました。
舟町
私は、漠然としたイメージではありましたが、将来自分が結婚や出産をしても、仕事は長く続けていきたいという想いは持っていました。だから、制度面はチェックしていました。ただ現在は、多くの会社が、女性が長く働くための制度を整備しているため、中々差別化の材料にはなりませんでしたね。
菊池
そうですよね。だから私は、社員の方のお話などを聞いて、実際にそれらの制度が使われているのかという点を重視していました。
氏本
その点は重要ですよね。私も就活当時、当社の先輩から、出産後復職して仕事と育児を両立しながら活き活きと働いているという話を聞いたことが、安心材料の一つになったのを覚えています。
社員の優しさ、温かさが
働く女性を応援する風土を培った
菊池
氏本さんは、出産から今に至るまで、どのような制度を利用したのですか。
氏本
妊娠がわかって、出産予定の6週間前から産前休暇を取り、出産後は産後休暇と育児休業を合わせて約1年間仕事を休みました。復職後は9時から16時の時短勤務で仕事をしています。
舟町
妊娠中は、悪阻など体調不良の時もあったと思いますが、そんなときはどうしていましたか。
氏本
実は、私は体調を崩すことなく出産を迎えることができたのですが、別部署で私と同時期に妊娠をされていた方は、体調がすぐれない日は出社時間を遅らせてもらうなど、その都度調整をしていただいたそうです。このような柔軟な配慮ができるのが当社の社員であり、風土だと思いますよ。
菊池
妊娠がわかったときは、誰に報告しましたか。
氏本
最初に直属の上司に報告しました。私が出産・育児で一時的に仕事を離れても、プロジェクトが問題なく進行するには十分な引継ぎ期間が必要だったので、妊娠初期に産休・育休を取得したい旨を伝えました。
菊池
産休・育休を取得するにあたって、周囲の反応はどうでしたか。
氏本
先輩や同期に制度利用者がいたこともあり、制度利用は当社では特別なことではなく、普通で当たり前のことという雰囲気でした(笑)。「頑張って」という温かい感じです。引継ぎなどもスムーズに調整・対応していただき、私自身、違和感や不安なく制度を利用することができました。
舟町
産休・育休中、約1年間、職場から離れるわけですよね。会社が遠い存在になったりしませんでしたか。
氏本
その点は私も不安だったのですが、産休・育休中はスマートフォンから社内システムを閲覧することができるように申請し、メールや会社のポータルサイトを確認できるようにしていました。制度を利用する私たち自身も、会社の情報になるべく触れておくといった意識を持つことは大切だと思います。
安心して長く働くことができる
女性が働きやすい会社
菊池
復職に関してもぜひお聞きしたいです。約1年間、仕事を離れていたら、いろいろ大変な部分もあったのではないでしょうか。
氏本
確かに不安はありましたが、復帰後の仕事についてもとても柔軟に対応していただけました。まず、以前と同じメンバーの元に復職できたこと。一定期間不在にしていたので部署が変わっても仕方がないと思っていましたが、不安の解消という意味でもとても嬉しかったです。また、いきなり多くの任務を任されるのでなく、バッファを見てスケジュールを組んでもらうなど、助走・準備期間を設けていただきました。
菊池
現在は時短勤務をされているということですが、時間の制約により今まで通り働けないことについて、困ったことや工夫していることなどがあれば教えてください。
氏本
復帰から現在まで9時~16時勤務の時短勤務で、あらかじめ余裕を持ったスケジュールにしてもらっています。しかし、それでも子供が急に体調を崩したり、予定にない作業が発生したときなど、自分ではカバーしきれないときもあります。そのため、進捗管理のできるソフトウェアでグループ内での作業の進捗を共有し、作業量の調整をしていただいています。
舟町
実際に育児と仕事の両立を経験されてきて、ワーキングマザーの働く環境として、当社をどのように感じていますか。
氏本
今までの私の答えが示していると思いますが、ワーキングマザーにとって、非常に働きやすい制度、環境が整っていると実感しています。制度はもちろんですが、ワーキングマザーを応援する雰囲気があるのが嬉しいですね。
舟町
お話を聞いてとても安心しました。氏本さんは二人目がお腹にいると聞いています。
氏本
ええ、今年の春から産休・育休に入り、1年後に戻ってくる予定です。
菊池
私は出産・育児は、まだ先のことと思いますが、氏本さんの話を聞いて、改めていい会社だなと感じました。
氏本
そうですね。女性が安心して長く働くためには、制度の充実だけでなく、そもそもなぜワークライフバランスが必要なのかを皆が理解していることが大事だと思います。私自身、これまでの経験で三菱総研DCSにその風土が根付いていることを実感できましたので、お二人も安心して制度を利用していただければと思います。
※掲載されている情報は、取材当時のものです