02
受け継がれる強み

Cross Talk

仕事のやりがい、面白さ。
そして自分が目指すべきもの。
4年目だからこそ感じられるものとは。

入社4年目の同期3名が集まった座談会。業務の幅が広い三菱総研DCSでは、同期同士の繋がりが強いとはいえ携わる仕事は異なる場合が多く、そうそう頻繁に会う機会があるわけではありません。ここでは、久しぶりに顔を合わせた同期同士、入社動機から現在の仕事内容とその魅力、見えてきた課題やそれぞれの目標までじっくり語ってもらいました。

MEMBER PROFILE

佐野

金融事業本部
入社4年目

廣瀬

カード事業本部
入社4年目

中川

テクノロジー事業本部
入社4年目

それぞれが向き合うICTの現場
そのフロントで力を発揮

佐野

まずはみんながどんな希望を抱いて入社したのか、入社動機から話していこうか。

中川

金融系のシステム開発をメイン事業としながら、他の業界にも幅広く展開していることに魅力を感じたのが一番の理由かな。説明会でAIやデータサイエンスにも携われると知って、ここなら面白いことがやれると思ったんだよね。

廣瀬

私の場合は吹奏楽部に所属していたこともあって、みんなで何かをつくり上げていく仕事がしたいと思って就活をしていたよ。当社は企画提案から運用までのトータルソリューションを提供しているので、幅広い知識を得られることも魅力。でも、決め手は会社の雰囲気かな。面接直前にたまたまエレベーターで一緒になった社員の方から「頑張って」と声をかけてもらい、こんな先輩方と働けたら楽しいだろうな、と感じたのがいちばんの理由。

佐野

僕も同じ。面接の直前はとても緊張したけれど、いざ面接に臨むと不思議と自分の素直な気持ちや入社に対する想いを語ることができて、人を受け入れてくれる企業だなと感じた。会社の雰囲気が自分に合うかどうかは重要な要素のひとつだと思う。

中川

今はどんな仕事をしているの?

廣瀬

メインはクレジットカード関連のシステム開発・保守運用。現行システムの安定稼働のための管理や、問題の早期発見・対応、案件によるプログラム修正対応などを実施しているよ。

佐野

入社以来ずっと銀行システムの開発を担当しているよ。最初はシステム開発の基礎を学び、3年目からビッグデータを活用するためのクラウド移行案件にアサインされて、AWSなどこれまでとは異なる技術・サービスを利用した設計・開発に携わるようになったんだよね。また最近では案件の管理、お客様との調整やレビューを行う機会も増えてきた。中川君は?

中川

僕が所属するテクノロジー事業本部は技術的支援を行うことが多い部署。だから社内の開発部門で解決できない技術的課題に応えたり、短期的に案件メンバーとして参画したりと各部門を横断して仕事をしている。また、案件支援と並行して新技術の検証や案件適用・サービス化についての検討もミッションのひとつ。現在は、他部門の案件に参画して十数人のチームで新サービスの実証を行っているところ。短期間でサービス提供ができるように最新の開発手法を用いたり、技術選定を念入りに行ったりと、工夫しながらプロジェクトを進めているよ。

豊富なチャレンジの機会と
人財に重きを置く環境が最大の強み

廣瀬

実際に仕事をしていて面白いなと思うのはどんなところ?私は内部設計やプログラム開発で頭を悩ませたシステムがリリース後に実際に動いたときに面白みを感じている。

佐野

日々進歩するICTを肌で感じ、新しい体験や知識の吸収ができるところかな。それらを自分なりに組み合わせることで別の仕事に応用したり、それまで溜め込んでいた情報同士が繋がって見えたりするのがとても面白い。

中川

僕は社会に貢献できたという実感が得られたときがいちばん嬉しい。以前『柏ファーム』という障がいをもつ方々が働いている農園で、ビニールハウス内の熱中症を感知するシステムを開発したことがあった。ICTを駆使してエンドユーザーが抱える問題を解決できたことに大きな喜びと達成感を感じたよ。

廣瀬

ああ、わかる。お客様に寄り添って問題解決ができることはやりがいにつながるよね。

佐野

僕が担当しているシステムの場合、エンドユーザー個々の反応を見ることは難しいけれど、社会インフラを支えているという自負がある。それもやりがいにつながっているよ。

中川

どこに面白みを感じるかは人それぞれだけど、三菱総研DCSには大規模システムから最新技術を利用したソリューションまで、さまざまなシステム開発に携われるチャンスがある。それは大きな強みのひとつだと思う。

廣瀬

そうだね。それから、部下の意見にしっかり耳を傾けてくれる上司が多いのも特徴だと思う。いいところはしっかり褒め、悪いところは的確なアドバイスをしてくれる社風があるよね。

中川

きちんと評価してくれることはとても大切だね。方向性を含めていまの自分のポジションを客観的に知ることができる。また、若手社員のジョブローテーションに意欲的に取り組んでいて、キャリアを考えて活躍できる場を定期的に与えてくれるのも嬉しい。人財に重きを置いて成長できる環境が整っているのは当社の大きな特色だと思うよ。

システム開発はチームワーク
大切なのはコミュニケーション力

佐野

仕事を進めるなかで、ときには壁にぶつかることもあると思うけど、いちばん苦労したのはどんなことだった?

廣瀬

私は配属直後に担当した顧客管理システムの次期システムへの更改案件の設計・開発かな。設計書の作成から開発、テスト、新規のプログラムについても任されたのだけど、わからないことだらけでとても苦労した。

中川

配属直後はみんな苦労していたよね。

佐野

僕は3年目にクラウド移行案件に参画したとき。技術分野がガラリと変わったし、新しい取り組みだったので一から創り上げなければならないことばかりで苦労した。今までの経験や知識が全く役に立たなかった訳ではないけれど、それだけでは全然足りず、何をしたら良いか分からないことさえあった。

中川

どう乗り越えたの?

佐野

自宅に開発環境を整えて試行錯誤することから始めたよ。もちろんそれだけで技術が身につくわけではないけれど、疑問や気づきがたくさん生まれ、自分は何がわからないのかがはっきりした。明確にポイントを絞って先輩や有識者に質問することで、知識や経験の不足を補うことができたと思う。

廣瀬

わからないことは素直に聞く。それってとても重要だよね。現在担当しているWebシステム開発も、新しい言語を使用し進め方も異なるので、自分からどんどん聞く姿勢で進めているよ。

佐野

わからないことを貯めこんだまま停滞することが一番いけないよね。システム開発はチームワークだからコミュニケーションがとても大切になる。

中川

入社3年目に受講したコミュニケーションスキル研修では、相手に応じた適切なコミュニケーションの取り方など、対人スキルについても学んだね。

廣瀬

実際仕事をしているとコミュニケーションの大切さを実感するよね。

中川

僕の場合、技術支援のスペシャリストとして他部門の案件にアサインされるケースも多い。最初の頃はその期待に応えなければとプレッシャーばかり感じていたけれど、最近は自分ひとりで抱え込む必要はないとわかってきた。自分で解決できなければグループメンバーに協力を依頼する。周囲を巻き込み共有して、チームで問題を解決すればいい。そのためにもコミュニケーションがとても重要だと感じているよ。

これからは個人のスキルアップに加え
マネジメントに求められる力を

廣瀬

みんなの今後の目標は?たとえば3年後にどうなっていたい?

中川

今よりも社会貢献できるようになっていたい。『柏ファーム』のように社会に影響力のあるサービスをもっと生み出していきたい。そして社内だけでなく、技術やサービスを通じて様々な人々と関わって交流できたらと思っている。

佐野

僕は3年後には多くの人に信頼される存在になっていたい。マネジメント力や折衝力を身につけて、案件を円滑に進められるようになりたい。そして案件に関わるメンバーが働きやすく各人の強みを発揮できるよう、管理・運営できるようになるのが理想かな。

廣瀬

私も今後は上流工程にも携わり、お客様と折衝をする立場になっていきたいから、開発知識も業務知識もあるオールマイティに頼ってもらえる存在を目指しているよ。

中川

ただ正直言って、あと3年で、3年上の先輩方の実力に追いつける気がしないな。

佐野

同感だけど、そう言ってもいられない。僕たちも後輩に背中を追ってもらえる存在になるには、まだまだ足りない部分を鍛えないといけないね。

廣瀬

私が鍛えたいのは「マネジメント能力」。今までは自分のスケジュール管理や技術力アップなど“個人”をメインに考えてきたけれど、今後は周りを巻き込み、影響を与える側になるということを意識していきたい。

中川

僕は「提案力」と「調整力」を身につけていきたい。普段はプログラム開発や技術検証を行うことが多く、お客様へのプレゼンテーションや合意プロセスの調整にはまだまだ不慣れな部分があるから。

佐野

経験を積むにつれて、お客様に説明する機会やメンバーに指示する機会はますます増えていく。そのときに重要なのは「伝える力」だと思う。自分が何を伝えたいのか、明確に要点を伝えないと仕事は円滑に進まない。基本的なことだけど、結論や主旨から述べ、理由や事例で補足していくという流れを普段の会話から心がけていきたい。

廣瀬

やっぱり大切なのは大きな意味で「コミュニケーション力」なのかな。

佐野

マネジメントする立場になればなるほど重要なポイントだね。

明確な目標をもつことが大切
技術×対人スキルが発揮できるフィールド

中川

最後に、これを読んでくれている学生にメッセージをどうぞ!

佐野

僕からはひとつだけアドバイスを。就職活動は今までの自分を顧み、これからの自分について考えるよい機会です。いろいろな人との関わり合いの中で形成されてきた自分と真摯に向き合って、何をしたいか、何ができるかをよく考え、「自分が会社を選んでやるんだ」というくらいの気持ちで後悔のないよう臨んでください。そこでもしご縁があり、皆さんと一緒にお仕事することができたらとても嬉しいです。

中川

三菱総研DCSは風通しがよく、自分のやりたいことを実現しやすい会社です。プログラミング経験の有無を気にしている人は、心配いりません。常に明確な目標を持って取り組める方は確り活躍できると思います。以上が私からのメッセージです。最後は廣瀬さんにまとめてもらいましょう。

廣瀬

今日話したことの繰り返しになりますが、システム開発の仕事は「相手の思いを正しく理解し、自分の考えを論理的に確りと伝える」というコミュニケーションが大切です。このコミュニケーション力が当社で働くうえで重要なスキル。技術面のサポートも確りしているので着実に成長できる環境が整っています。社内外問わず多くの方とコミュニケーションを取りながら、技術面はもちろん対人面もスキルアップをしたいという方は是非当社に入社して欲しいですね。皆さんとともに働けることを楽しみにしています。

佐野

きれいにまとまったね!

※掲載されている情報は、取材当時のものです

01

対談・先輩×後輩

02

同期座談会

03

女性社員座談会

Copyright © Mitsubishi Research Institute DCS Co.,Ltd. All rights reserved.