なぜ顧客体験の向上はうまくいかないのか?



顧客は常にデジタル環境にある
顧客と企業の接点(タッチポイント)は、メール/電話/ウェブ/チャット/SNSなど、デジタル環境へと変化し、増え続けています。顧客は自らにとって快適な手段でのアクセスを求めており、企業はこれに追随するべく応対するツールを追加していきますが、運用負荷が高く、コンテンツやデータの分断が起こり、顧客対応もぶつ切りとなっています。

タッチポイントが自社体制都合
多くの企業が、製品/サービス供給体制のフロントにタッチポイントを設けています。
製品/サービスが増えると、タッチポイントまでがシステムや組織体制に引きずられて増殖しています。顧客は様々なインタフェースに慣れると同時に、システムを使い分けなければならず、ロイヤルカスタマーであるほど、企業への失望を深めています。

「問い合わせ対応」=「間接業務」と軽視していませんか
多くの場合、コンタクトセンターはコストセンターとして認識され、投資優先度が低くなりがちです。顧客対応の「投資対効果」は、顧客の自己解決等による「顧客対応業務の軽減がどのくらいされたか」が効果として設定されることが多く、顧客体験がどの程度良質になったか?ということは効果として認識されづらい傾向にあります。

膨大で活用されないデータ
「データはあっても分析ができていない」「データが膨大すぎて、取り扱えない」「整理されていないテキスト情報などは、自社では解析方法がなく、活用方法を見いだせていない」など、顧客を取り巻くデータがあり、統合できていたとしても活用できていない企業が少なくありません。データの活用をしなければ、データに立脚した顧客体験を作っていくことができません。

ステークホルダーが多く、合意形成が困難
CCO(最高顧客責任者)/CCXO(最高顧客体験責任者)を設置する企業はまだまだ少ないのが実情です。顧客の体験価値を構成する部門は多岐にわたるため、課題解決に向けた要件の整理や解決方針に対する合意形成が困難なケースが少なくありません。
どのようにすれば顧客体験の向上はうまくいくのか?
タッチポイント診断による
正確な課題の把握
診断をすることで、単なるツールの導入ではない構造的な課題へのアプローチが可能になります。
![現状分析:[タッチポイント棚卸し、問い合わせ記録の簡易AI診断] → カスタマージャーニーマップに基づく問題点の抽出と改善策立案:[ターゲットイメージ(ペルソナ)の設定] → [カスタマージャーニーマップ作成] → [問題点の抽出と解決策立案、顧客接点改善のためのロードマップ作成]](image/how_01.png)
![現状分析:[タッチポイント棚卸し、問い合わせ記録の簡易AI診断] → カスタマージャーニーマップに基づく問題点の抽出と改善策立案:[ターゲットイメージ(ペルソナ)の設定] → [カスタマージャーニーマップ作成] → [問題点の抽出と解決策立案、顧客接点改善のためのロードマップ作成]](image/how_01_sp.png)
顧客と“つながる”
ソリューションを活用して
「クイックウィン」を
既存システム群を改変せず、顧客の成功体験を積み上げ、顧客の実態を映すデータを獲得し活用を始めるファストパスを通します。
![「顧客と“つながる”ソリューションを活用して「クイックウィン」を」の図:[パーソナライズド・ポータル]←→[ナレッジベースとバーチャルエージェント]←→[デジタル・ワークフロー]](image/how_02.png)
![「顧客と“つながる”ソリューションを活用して「クイックウィン」を」の図:[パーソナライズド・ポータル]←→[ナレッジベースとバーチャルエージェント]←→[デジタル・ワークフロー]](image/how_02_sp.png)
顧客体験を向上するタッチポイントDXとは?
三菱総研DCSが提供するタッチポイントDXサービス
各種支援サービス
-
ナレッジ活用
-
問い合わせ記録
簡易AI診断 -
カスタマーサポート
基盤導入 -
ソリューション運用定着化
/活用拡大 -
パーソナライズド・ポータル
導入 -
デジタル・ワークフロー
導入
ITソリューション
-
ServiceNow Platform of Platforms.
ユーザー体験の刷新を図る
SaaS型クラウドサービス -
Zendesk 顧客とのコミュニケーションを
可視化する、
オムニチャネル対応の
CRMプラットフォーム -
DCS SoEソリューション 「パーソナライズド・ポータル」
「デジタル・ワークフロー」
「ナレッジベースと
バーチャルエージェント」
提供準備中
支援実績のある企業の業種業態例
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カスタマーセンター/コンタクトセンターを内製する企業
-
エネルギー小売業
-
社会保険事業団体
-
食品・事務機器・IT機器など
各種製品製造業 -
生産設備など監視保守を
提供する企業 -
営業など人的資源にタッチポイントを
依存する企業
タッチポイントDXを活用した導入効果事例
-
エネルギー小売業ナレッジ活用によるコンタクト
センターの受電率向上策 -
BPOサービス業FAQを活用したピーク期の
受電率向上策 -
SaaSサービス業ナレッジ活用と問い合わせ対応効率化を
両立する顧客対応基盤の刷新
「タッチポイント診断の進め方」を
ぜひご活用ください。
「タッチポイント診断の進め方」を活用すれば、タッチポイントの棚卸し、顧客体験の抽出のやり方に加え、タッチポイントを構成する要素の特徴に沿った課題定義が可能です。

三菱総研DCSだからできること
三菱総研DCSの強み
-
独自製品や既存製品を組み合わせ、顧客体験からみた最適なシステム構成を
適切なコストで実現する技術力/提案力 -
複雑にからみあったシステムでも
プロがひとつひとつ丁寧にひも解く、粘り強さ -
三菱総合研究所との連携も含め、多様な業種/業務でも、
あらゆる角度からDXを推進できるパートナー