INTERVIEW

営業の経験を開発に、
開発での知見を営業に活かす。

scroll

T.Nishihara

ビジネスイノベーション本部
ビジネスイノベーション企画部
入社14年目 工学部経営工学科卒

My Work

現在の部署は、三菱総合研究所(MRI)、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC)との戦略的連携の役割があり、私はMURCのコンサルタントの皆さんとICT案件の推進役を担っています。また、MURCのコンサルタントとして、「ICTを活用した新しい価値創造」と「ICTを活用した業務効率化」を軸に、お客様の成長戦略の実現および経営課題の解決を実現するコンサルティングを実施しています。

Interview01

入社後の経歴を教えてください。

最初に担当したのは、製造業向けの既存取引先営業です。既存営業はお客様のビジネスニーズや事業展開をいち早くキャッチし、既存システムの改良や新規システムを提案、受注にこぎつけることがミッションです。その後、お客様の業務や課題を熟知していたため、営業職から会計システムの開発業務にアサインされ、終了後はMRIとDCSの基幹システム構築に携わりました。およそ4年間、開発の現場に立ったことになります。再び営業に戻ってからは、既存営業に加え、新規開拓営業に取り組みました。その中で、技術部門で開発した新技術や新サービスをどのお客様に提案すべきか、より俯瞰した観点から全社的、戦略的に考える営業を推進しました。そして、現在はコンサルタント業務に従事しています。営業職で入社して、開発を経てコンサルタントというのは少し珍しい部類に入るかもしれませんね。

Interview02

開発での経験は営業に、営業での経験は開発の仕事にどのように役立ちましたか?

システム開発は、単に必要な機能を実現するものではありません。システムを利用する人々にとって使いやすい、現場に即したものでなくては真に満足いただくことはできません。だからこそ、営業を通してお客様の業務に精通し、お客様が直面する課題を肌で理解していることは開発場面で大きなアドバンテージとなります。一方、開発の知識や経験は営業としてお客様への提案やご相談の場面で力を発揮します。たとえば先方のシステム担当者に質問されて「いったん持ち帰ります」ではなく、その場で回答できれば寄せられる信頼も変わってきますからね。加えて言えば、営業を通して身につけたユーザー目線と技術力に裏付けられた開発目線、その両方から最適なシステムを考えられることは、現在のコンサルティング業務を推進するうえでの基礎になっていると思います。

Interview03

これまででもっとも印象深い案件を教えてください。

開発時代のMRI/DCSの基幹システムを刷新してシェアード化するプロジェクトがとても印象に残っています。このプロジェクトで私はデータ移行のチームリーダーを担当しました。データが新システムでどのタイミングでどのように利用されるかを検討するためには、業務内容の正確な理解が欠かせません。また、構想から数年掛かりの大規模なプロジェクトで、移行するデータの種類も量も多く、共通化するための調整にも苦労する場面が多々ありました。当時のチーム構成は若手メンバー主体でしたが、メンバー個々が力を発揮して、なんとか予定通りにシステムを稼働させることができました。若手のパワーを適材適所で発揮させることで大きな成果に結びついたのです。この経験から私は「組織」と「チームビルディング」、「育成」に興味を持つようになり、以来、これらをテーマとして活動している三菱グループの社外研究会にも所属して活動を続けています。

Interview04

三菱グループの社外研究会ではどのような活動を行っているのですか?

三菱グループ約30社が加盟している研究会で、いろいろな業種、職種のメンバーが6つの分科会に分かれて活動しています。私が参加しているのは「組織論」「人財論」をテーマとする分科会で、月に1度のペースで集まり、議論を重ねています。ここで得た気づきや知見は、適材適所の人財配置や人財育成など、私自身がマネジメントを行う場面はもちろん、企業としてのノウハウにも資することができると思っています。

Interview05

仕事を進める中で「三菱総研DCSならではの強み」を感じることはありますか?

営業を務めていると、お客様から提案依頼や情報提供依頼をいただくことが多々あります。そうした場面で、お客様の経営・業務上の課題解決のために部署を越えて連携し、一緒になって検討をする文化、風土があることが三菱総研DCSの特徴であり、強みだと思います。他部署を含めた各所から提案、情報提供の支援は手厚く、スムーズな連携体制が取れるため、とても心強いです。MRIグループであることからお客様に実績、経験、事例等を期待される場面が多いことも当社ならでは。実際、これまでのお取引の実績で積み上げてきたもの、新しく取り組みを実施しているもの、当社は認証取得への取り組みも積極的でプロセスも誇れるものがありますので、これらを組み合わせた提案、情報提供ができることは当社の強みだと感じています。また、技術習得、知識向上のためのサポート、研修制度が充実していることも大きな特徴でしょう。会社としてもさまざまな活動、研究会にエントリーしており、社員の学びの意欲に対して強力にバックアップしてくれる会社です。

Interview06

将来の目標、ビジョンを教えてください。

企業の成長戦略実現や経営課題解決には、まずコンサルティングファームが経営・業務上の課題解決のためにICTを活用して支援する案をまとめた後に、当社のようなSIerがシステムの導入を進めていくケースが多々あります。その際、コンサルティングフェーズでは見えなかった課題が導入フェーズで明らかになり、お客様の経営・業務上の課題解決における支障になり得るケースもあります。三菱総研DCSはシンクタンク系コンサルティングファーム(MRI、MURC)と連携することでこの問題を解決しています。私のミッションの一つは、円滑な連携を実現することでさらなる業務拡大を図ることだと思っています。そのためにも、お客様の経営課題の解決を実現する立場として、業務を遂行することで信頼を獲得し、次のチャレンジへの足掛かりを得るというサイクルを自分自身の力で創り上げたい。組織としてもエンゲージメントが高い状態に貢献できる人物に成長したいと考えています。

Schedule

お客様訪問の準備(資料の最終チェック、説明内容の確認)。
プロジェクト進捗ミーティング(Web会議)。
移動(ランチ込み)。
お客様訪問、ヒアリング。
移動(テレワークのため、自宅へ)。
お客様ヒアリング結果のまとめ、資料作成。
退社。子供たちの習い事の送迎へ。

Offtime

休日は地域のサッカーチームでコーチをしています。将来のサッカー日本代表、なでしこジャパンの育成に励んでいます。子供たちは様々な個性を持っており、成長のスピードも早く、驚くことも多いです。仕事もサッカー同様に一人ではできないため、会社、組織で仕事をする際にも通じるものがあり、子供たちとの活動から学んでいます。

INDEX

Copyright © Mitsubishi Research Institute DCS Co.,Ltd. All rights reserved.