INTERVIEW

アプリと基盤の両技術を磨き、
最適なシステムをお客様に届けたい。

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S.Akinaga

テクノロジー事業本部
クラウドテクノロジー部
入社7年目 理工学研究科情報科学専攻修了

My Work

テクノロジー事業本部の役割はプロジェクトへの開発支援をはじめ、新規技術の調査検証と、その成果の横展開など多岐に渡ります。私は現在、クラウド上でアプリケーションを提供する新規AIサービス(SaaS:Software as a Service)の開発に取り組んでおり、私はアプリケーションと基盤のリーダーとして参画しています。この新規自社サービスには多くの新規技術が用いられており、アプリケーションと基盤の両分野で最新の技術に挑戦できることはエンジニアにとって大きな喜びです。

Interview01

これまで参画した中でもっとも印象的だったプロジェクトは何ですか?

入社2年目に、当時所属していた部署でAIシステム開発にR&Dから携わりました。これは、システム障害の予兆をAIで検知するシステムです。研究段階では、理論上のAI精度向上と特定サンプルデータに対しての有効性が証明できたのですが、AI開発においてはより多くのデータ収集とそれに対する検証がなされなければ実用化はできません。そこで、他社や社内他部署の方々にシステム障害に関する各種データを提供してもらったり、試作中のアプリを導入してもらったりして、検証を重ねていきました。その結果、汎用的な効果を証明することができ、AIシステム障害予兆システムは完成、特許を取得することもできました。この経験から、良い研究題材があっても、周囲の協力があってこそ、実用的なシステムが開発できるのだと実感しました。

Interview02

なぜ入社2年目の若手社員が、プロジェクトのR&D段階に抜擢されたのでしょう?

恐らく、大学院で統計学を専攻していたことが理由だと思います。ただ、若手の抜擢は当社では珍しくありません。しかも、非常に大きな役割を任せてもらえます。このプロジェクトも初期メンバーは3名で、すでに基本方針や候補となるアルゴリズムは設定されていたものの、大部分を一から起ち上げる必要がありました。障害の予兆を検知するには、まずAIに正常な状態を学習させることから始めます。そのうえで、各種のデータを入力し、通常とは違う挙動をピックアップしていきます。自身が初期から携わったAIシステムが完成したことで、大きな自信につながりました。

Interview03

プロジェクトを通して面白かったこと、苦労したことを教えてください。

私が担当したのはアプリケーション開発と基盤設計/構築です。その過程でシステム監視データの可視化を行いました。プロトタイプが出来上がると、ユーザーにヒアリングを行うのですが、私が主導したデータの可視化について高い評価をいただき、開発の方向性について自信を深めることができました。また新たな手法、技術を用いることで感知精度を向上させることができることを自身の目で確認できたことも大きな成果だったと思います。苦労したのはデータ収集や加工ですね。最初は泥臭い手作業で……。ただ、それも自動化することで解決することができました。

Interview04

現在の自分を振り返り、仕事内容や取り組む姿勢に変化はありましたか。

入社6年目に現在の部署での業務を希望して、異動をしました。前の部署では新技術の研究や検証、新サービスの試作に携わることが多かったのですが、現在は自社AIサービスの開発に携わっています。その意味で業務内容も少し変わりましたが、大きく変化したのはプロジェクト内における立ち位置、役割です。4年目にある保守案件でチームリーダーを務めてから、チームマネジメントの比重が高まっています。AIサービス開発では画面開発や基盤構築、バッチ処理開発担当など複数のメンバーがおり、チームとして成果を最大化させなくてはなりません。そのためのサポートや具体的な実務処理も私が果たすべき重要な役割です。必然的に仕事に対しても、自身の課題に向き合うだけでなくチーム全体に目を向ける姿勢になってきたと感じます。

Interview05

将来の目標、どういった人に成長したい、と考えていますか?

お客様に最適なシステムを提供できるエンジニアになることが目標です。そのためにはアプリケーションと基盤の両面で幅広く技術力を高め、システム全体を考えることが必要です。私が異動を希望した理由のひとつも、アプリケーションだけでなく基盤に関する知見を深めたいと思ったからです。もちろん、ICTの分野は次々に新しい技術が登場するため、日々の学習は欠かせません。とくにプロジェクトで経験できない分野については、積極的に社外研修やセミナーに参加し、知識とスキルを習得しており、今後も継続していく予定です。

Interview06

ご自身が感じる三菱総研DCSの良さをPRしてください。

三菱グループ各社と合同で進めているプロジェクトが多いことや、プロジェクト以外にも交流の機会が多いことが三菱総研DCSならではの魅力です。私自身も三菱総合研究所の開催する技術勉強会に参加するなど、最新の技術動向を学ぶ機会を得ています。また、尊敬できる魅力的な社員が多いこともぜひPRしたいです。尊敬できる仲間の存在は、自分もそうなりたいという刺激になり、業務へのモチベーションにつながります。また、若手でも希望に沿ったプロジェクトにアサインしてもらえるなど、チャレンジに応えてくれる風土も当社の良いところです。

Schedule

メールやチャットのチェック。スケジュールの確認。
設計や成果物のレビュー、課題の検討など。
同僚と会社付近のお店でランチ。
仕様や設計に関する打ち合わせ。
案件の日次ミーティング。進捗状況や課題を確認する。現在はオンライン会議を併用。
退社。

Offtime

旅行が趣味なので、自然たっぷりの場所や、ライブの遠征を兼ねた旅行でリフレッシュをしています。普段は友人とお酒を楽しみ、カラオケ、映画鑑賞などに行くことも多いです。家にいるときは録画したバラエティ番組を観たりしてゆっくり過ごしています。

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