INTERVIEW

BPMを活用した住宅ローンシステム開発に、
仕事への誇りと責任感を持って取り組む。

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K.Suzuki

金融事業本部
コアバンキング開発部
入社6年目 理工学部エレクトロメカニクス学科卒

My Work

私の所属するグループでは、住宅ローンシステムの効率化・自動化を目的とした案件を取り扱っています。その手法は先進的なBPM(Business Process Management)を活用したものです。BPMとは、業務プロセスのPDCA(Plan・Do・Check・Action)サイクルを回すことで業務成果を上げる、新しいアプローチ。このBPMをベースに住宅ローンの審査から契約実行までを行うシステムの新規構築を進めています。その中で私は、契約実行におけるフローの見直しや実際にユーザーが使用する画面の設計等を担当しています。入社以来、私が設計から携わった案件の中では最大規模のものであり、毎日が学びと刺激に溢れています。

Interview01

担当されている仕事を、より具体的に教えてください。

実際のシステム構築の現場は、「BPMツール」を用いて展開されます。「BPMツール」は、ビジネスプロセスを管理することで、各プロセスの業務の可視化や改善支援を目的としたものです。まず、業務プロセスを可視化して設計(プロセス図作成)、設計したプロセスがどのように動作するかをシミュレーションし、自動化による効率化ができるかどうかを判定します。私は契約実行プロセスの自動化を担当しており、基本設計のフェーズから参加しました。現状のプロセス図で実現可能かどうか、他のシステムとのインターフェースに問題はないか等を検討し、住宅ローン契約実行の自動化に取り組んでいます。

Interview02

どうして、住宅ローンシステムの効率化・自動化が求められているのですか?

実際のユーザーである銀行員の方々の負荷が大幅に軽減され、業務の効率化・省力化につながるからです。銀行がそれらを推進する背景の一つに、住宅ローンをめぐる競争の激化があげられます。住宅ローンは金利競争の側面もあり、低金利を提供できる金融機関に市場優位性があります。近年、無人店舗で展開するネット銀行などが続々と低金利施策を打ち出し台頭しており、既存銀行がそれに対抗するには徹底したコストダウンが求められているのです。私が行っている住宅ローン効率化・自動化の取り組みも、その一環といえます。

Interview03

印象深い業務を教えてください。

住宅ローンシステムを担当する以前に、私は外国為替関連のシステム開発に携わっていました。その一つとして取り組んだのが銀行店頭にある「テレビ窓口」に関する案件です。すでに設置されている「テレビ窓口」に、海外送金という新たな機能を追加するというものでした。開発はスムーズに終了し、サービス開始の広告が世の中に発信されたのですが、自分の携わった案件が世に出され、多くの人に利用されることを実際に感じた瞬間、深い感動を覚えました。その経験以降、より自分の仕事に誇りを持ち、責任感のある振る舞いができるようになったと感じています。

Interview04

その経験から何を学びましたか?

一つのことに集中するだけでなく、全体を俯瞰して捉え、視座を高くもつことの重要性を実感しました。また、年次が上がるにつれ、「ミスを見つける」役割が増えたことで、100%の完成度を徹底して目指すようになり、自信を持ってYes、Noといえる技術者でありたいと考えるようになりました。そのように意識が変わり、今まで以上に責任感を持つようになったきっかけが、「テレビ窓口」の機能追加案件の取り組みでした。

Interview05

仕事に向き合っている中で、三菱総研DCSらしさを感じることはありますか?

様々なシステムを経験したメンバーが集まっているため、ディスカッションの際など「その視点はなかった」と気付かされることが多々あります。多角的で柔軟な思考、個性的な発想を持った社員に触れると「三菱総研DCSならでは」と感じますね。それは、自分の考えが凝り固まっていることを考え直させられる時。自分の視点を振り返ることと同時に、自分の強みを再確認できる瞬間でもあります。そういうことが日々発生することが、非常に嬉しく、刺激に溢れていると実感しています。

Interview06

将来の目標を教えてください。

大型案件をマネジメントして成功させることです。BPMにおけるプロフェッショナルにもなりたいとも思っています。一方で毎日常に意識しているのが、自らが関わった方々に、何かしら変化をもたらすきっかけを提供できる人間になることです。その変化は、仕事に対する姿勢でも、周囲のメンバーに対する態度でも何でもいい。そうした変化を少しずつもたらすことで、所属するチームやメンバー、そして会社全体を少しでも盛り上げていけたらと考えています。

Schedule

一日のTo doを確認、予定を組む。
社内案件進捗会議。進捗状況確認、課題の共有。
画面設計。
後輩と社員食堂で昼食。
お客さまと打ち合わせ。課題事項の検討。
案件日次会。担当ラインで確認事項の共有、設計方針の連携。
確認事項の資料への反映。
退社。

Offtime

小学生の頃からサッカーを続けてきました。今でも社内のサッカー部の活動に参加しています。社会人になってから始めたのがマラソンです。フルマラソンはもちろん、100㎞を走るウルトラマラソンにも出場。トレーニングも定期的に行っています。マラソンは「無」になれる、体も心もリセットできる世界です。

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