INTERVIEW

UIを追求するデザイナーの思いを
エンジニアとして技術力を駆使して実装する。

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T.Kimura

テクノロジー事業本部
デジタル企画推進部
入社3年目 未来科学研究科情報メディア学専攻

My Work

私が所属している部署は、新規事業や新サービスを創り出すこと、また既存事業の強化につながる技術を選定し、実証・検証に取り組むことをミッションとしています。その中で私は画面デザインを基にWebなどのアプリケーションにおける画面開発を行うことを職務としています。不具合なく動くことはもちろん、ユーザーにとって分かりやすく、操作性の高い画面を開発する必要があります。開発後はお客様先に足を運んでアプリケーションのプロトタイプを実際に利用していただき、ご要望等をお伺いし、デザインに反映しています。

Interview01

新規事業や新サービスの創出はどのように行われるのでしょうか。

お客様がビジネスやサービスを行う上で感じている課題や困りごとを解決するための“アプリケーション”や“仕組み”をつくることが新サービスにつながります。起点は営業からの相談で、直接話を聞くため早い段階から一緒に動くことが多いですね。たとえば私が担当したサービス開発のひとつに、企業が管理し社員が利用する施設における各種申請の電子化があります。それまで紙で管理していた施設利用予約の運用をオンラインで効率化したいというご要望でした。施設の利用者は出先からでも各種申請を行いたいし、施設の管理人は効率良く管理したい。それぞれの要望を実現するためにまず必要な機能を洗い出し、プロトタイプを作成。それを実際に利用いただくと同時に、私たち自身も施設の動線や管理人の仕事を観察し、現場の状況にマッチするにはどのような機能が必要かを模索します。そうして改良を重ね、比較的短期間で利用者にわかりやすい新サービスが完成しました。

Interview02

ご自身の仕事に求められること、やりがいを教えてください。

デザイナーが作成した画面デザインをいかに忠実に実現するかがエンジニアの腕の見せ所です。デザイナーはUI、つまり利用者の使いやすさを最優先に画面をデザインします。それが実現可能かどうかは二の次というか、それはエンジニアが実現してみせろというスタンスです。ときには前例のない機能や仕組みを求められることもあり、実装にはさまざまな困難が生じます。たとえば一筋縄ではいかないプログラムを実装する場合は、あらゆる方法を探らなくてはいけません。しかし、限られた時間のなかで求められる機能や画面構成を実現した時の爽快感は格別です。デザイナーがUIを追求し、エンジニアがそれを実現する。こうしてシステムのユーザビリティが向上していくのです。

Interview03

これまででもっとも思い出に残るエピソードを教えてください。

配属して1か月ほど経った頃に行った、アプリケーションのユーザビリティテストです。ユーザビリティテストとは、製品を評価するために実際にユーザーにシステムを利用してもらい、その様子を観察・記録することです。そのテストではユーザビリティテスト専用の会場を用意して一般の方々にご参加いただき、詳しい操作方法は教えずにアプリケーションを利用してもらいました。すると、ユーザーによって操作の仕方が異なり、目的の操作までの画面遷移の回数やかかった時間がさまざまであることがわかりました。ユーザビリティテストの参加者はPCやスマートフォンの操作に慣れている方だけではありません。また、逆に普段からさまざまなアプリを利用しているがために、想定外の操作を行う方もいらっしゃいます。この経験から、エンジニアはただ開発するだけでなく、ユーザーの目線を持つことが大事だと強く感じました。以来、画面開発の際はユーザーがどう感じるかを常に意識するようにしています。

Interview04

仕事をしていて面白いと感じるのはどんなときですか?

自分の技術力がアップしたと感じられたときに面白さを感じます。具体的にはそれまでできなかったものができたとき、最初は不可能に思えた機能を実装できたときですね。そうして開発したプロトタイプをお客様に使用していただき、高く評価していただいたときは大きな喜びを感じます。その後はプロトタイプを本番環境に実装し、運用まで行うのですが、このようにユーザーにとって使いやすいと感じる画面操作をカタチにするところまで一貫して行うことができるのも、三菱総研DCSだからこそ得られる面白さだと思います。

Interview05

職場としての三菱総研DCSの魅力、特色は何ですか?

自分自身が成長できる環境があることが最大の魅力だと思います。エンジニアとして求められるレベルは高いですが、それに応えることを繰り返していくことが自身の成長につながっていると感じています。また、社員からチャレンジしてみたいテーマを募る研究発表活動も定期的に行われています。私も研究会に参加し、「機械学習によるシステム設計の自動化」というテーマが採用され、その技術検証の結果を発表する機会をいただきました。具体的には、「どのようなシステムを作りたいかを入力すると、過去の類似案件のデータを基にした設計書テンプレートなどを返してくれる」という、業務効率化に繋がる技術です。このように、現在手掛けている案件に関係ないことでも、自分が取り組んでみたいことがあればチャレンジできる環境は、エンジニアにとって、とても恵まれていると思います。

Interview06

将来の目標を教えてください。

ユーザーにとって価値の高いサービスを創ることができるエンジニアになることが目標です。そのためにはユーザーの行動観察やインタビューから本当に必要なものを導き出し、必要な機能を迅速に開発できる力をつけなくてはいけません。その技術力、スキルを向上させることが課題だと思っています。また、今後はUIデザインについても学ぶ必要があるでしょう。自分自身がデザインの知識を身につければ、デザイナーとの議論をさらに深めることができ、エンジニア目線でのサービス開発に貢献できると思うからです。今はまだ開発スキルを身につけることに重点を置いていますが、今後は少しずつ自分が出来る領域を広めていくつもりです。

Schedule

メールやスケジュールを確認してタスクを整理。
開発業務開始。開発方針を決め、調査を行いながら開発を推進。
同期と昼食。昼食は主に社内食堂で。
所属グループの週次定例ミーティング。連絡事項の共有や案件の進捗状況を報告。
日次定例の案件進捗報告会。開発の進捗状況などを各自報告。
タスクを整理し明日の予定を確認して退社。

Offtime

オフの日は主に読書やYoutubeを見てリフレッシュしています。また、社内のバスケットボール部に所属しており、月に1度の練習に参加しています。練習がない週は、体力をつけるために自宅近くのランニングコースでランニングしています。

INDEX

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