導入事例

株式会社鹿児島銀行様導入事例

ローン審査の即日回答が可能になり、業務全体の効率的なBPRを実現!

関連商品・サービス

導入前の状況

株式会社鹿児島銀行様は、鹿児島県を代表する地方銀行であり、バランスのとれた“量から質への進化”をキーワードに「地銀らしい地銀」を目指していらっしゃいます。金融環境の変化や顧客ニーズを的確に捉え、積極的な業務改善を行われています。三菱総研DCS(以下、DCS)の個人ローン集中審査システムの導入で、審査時間の短縮や業務の効率化を図り、保証会社を含めて統一された基準で集中的に審査することを実現されました。

審査の効率化

「アナログ」的な作業で、ローン審査に時間がかかっていた

株式会社鹿児島銀行様

鹿児島銀行様では、個人向けローンの申し込みに対して、有担保ローンの保証会社と無担保ローンの保証会社それぞれと連携を取り合って審査を行われています。

「以前の個人向けローン審査は、お客様に記入していただいた用紙をファクスやメールで保証会社に送る、という“手作業”で行われていた部分もありました。そのため、保証会社からの回答に余計な時間が掛かってしまうことが少なくなかったそうです。」(林談)

一部の保証会社では、審査作業のシステム化が行われていましたが、銀行側と保証会社間で、審査基準が微妙に異なっており、統一されていなかったことも審査に時間がかかっていた理由のひとつでした。審査の回答に時間がかかってしまうことは、顧客の満足度を低下させることにつながりかねません。ローン審査のシステム化は、金融業界の潮流でもあり、鹿児島銀行様では、2002年頃から従来の課題を解決するための個人向けローンの集中審査システム導入を検討され始めました。

銀行業務に精通したDCSだから、安心感を持っていただける

導入システムの提案は、DCSを含めた4社によるコンペでした。DCSのプレゼンテーションは経験豊富なSEが担当したのですが、“銀行業務に対して非常に精通しているシステムベンダーである”という印象を持っていただけました。その結果、2003年11月にDCSのシステムを採用することが決まり、プロジェクトがスタートしました。

「すでに保証会社で構築されていた審査システムのノウハウを十分に活用しながら、スコアリングモデルの採用によって審査基準の統一化を図り、3社間に共通の個人ローン集中審査システムをつくりました。システムを通した3社間の調整作業は、想像以上にたいへんでしたが、我々の培った経験とお客様の多大なご協力により、お陰様で想像以上の出来映えとなりました。」(林談:DCS金融システム開発部)

蓄積したノウハウの活用

実績やノウハウを存分に発揮し、システムをカスタマイズ

過去に同様のシステムを、地方銀行としては規模の大きい千葉銀行様へ納入した実績があったため、鹿児島銀行様の要望に対しても的を射た提案ができたと言えるでしょう。「過去に開発を行った千葉銀行様の個人ローン審査システムを、プロジェクトの初期段階で鹿児島銀行様に見学していただいたんです。しかも、千葉銀行様を担当したDCSのスタッフがそのまま鹿児島銀行様も担当しましたから、大いに安心感を持っていただけたと思います」(林談)

同じ地方銀行に納入したシステムの稼動状況を直接見ていただくことで、使い勝手や実際の導入イメージや、より具体的なシステム仕様が描きやすくなります。「もちろん、それぞれの銀行様で違いはあります。その違いを見つけ出し、システムに反映することが重要なんです。鹿児島銀行様の場合は、特に正確性などの審査品質に気を使いました」(清水談)

また、DCSは金融関係に対してさまざまなシステムを納めており、銀行の立場にも保証会社の立場にも立った視点からシステムを考えられるという特色を持っています。そうしたDCSの経験や考え方が、鹿児島銀行様の意向と合致していたのです。

株式会社鹿児島銀行様
DCSの個人ローン集中審査システムの導入で、審査時間の短縮や業務の効率化を図り、保証会社を含めて統一された基準で集中的に審査することを実現されました。

クイックレスポンスのほか、ペーパーレス化やデータベース管理も実現

サーバは鹿児島市内の中心地から離れた遠隔地に設置し、銀行と2つの保証会社の3点を広域LANで結ぶネットワークを構築しています。ローン審査は、画一化されたスコアリングモデルの下に同一基準で行われます。また、申込書などの書類をイメージ化して画面上で参照し、かつどこからでもすぐに確認できるので、“紙”が不要です。しかも、その顧客情報をデータベースとして蓄積・管理ができますから、CRMへの効果的な活用も可能になりました。従来はアナログで行っていた個人向けローン審査業務は、すべてデジタル化されたのです。

「ただし、銀行側からのご要望を何でもお聞きしてしまうと、結果的に不便を生じる場合もあります。今までに培ったノウハウと経験から判断して、鹿児島銀行様の不都合にならないよう、ハッキリと意見を述べ、最善の提案をするように心掛けました。」(井上談)

DCSは、銀行業務に精通しているからこそ、お客様が気付かないようなところにも目が行き届くのです。

審査時間の短縮・業務改革

データの蓄積

鹿児島銀行様では、DCSの個人ローン集中審査システムを導入されて、審査スピードが向上したとお喜びいただいています。特に無担保ローンにおいては、保証会社との連携がスムーズになり、審査承認率に改善が見られたとのこと。また、有担保ローンでは、審査結果の蓄積・分析により、営業施策検討の幅が広がりました。

主な個人ローンに関する審査業務が、ワークフローとして確立しましたので、鹿児島銀行様にとっても保証会社にとっても、大きな業務改革となりました。

「個人ローン業務全般に関して、私たちは、銀行と保証会社が抱える問題点をくわしく理解しており、一連のノウハウを持っています。DCSだからこそ、トータルな審査フローの提案ができると言えます。」(清水談)

お客様と「一緒に考える」というDCSの姿勢

「操作上のストレスを最小限に抑えるよう、使いやすい“人にやさしい”操作性のシステムづくりを目指しました。何か問題が生じた時にも、我々だけで解決するのではなく、できるだけ“一緒に考えていただく”ように促すことで、システムに対するお客様の理解を深めるようにしました」(井上談)

保証会社の方も含め“人”が使うシステムですから、画面表示がわかりやすく、見やすいことが最優先となります。今まで“手作業”行ってきた業務をパソコンで行うことになり、中にはパソコンに不慣れな方もいらっしゃいますので、操作方法の習得のためのフォローアップ業務もしっかり行っています。

2004年10月に本格的な稼動が始まりましたが、はじめの3ヶ月はスタッフが鹿児島に滞在。業務に慣れていただくまでの期間、張り付きでフォローしました。鹿児島と東京という距離がありますから、約1年間に及ぶ開発期間中も、長期に渡って何度も出張しています。おかげさまで、鹿児島銀行様からは、DCS のシステムや業務内容に対して、高い評価をいただくことができました。

今後は、サポートはもちろん、次のステップもスタートしています。“距離を感じさせない手厚いサポート”を今後も続けていきたいと考えています。